不眠症に効果的な食事で睡眠ホルモンメラトニンを分泌させる方法



不眠症改善に効果的な食事や食材を摂って質の良い睡眠をとる方法とは?

不眠症改善は食事療法でも可能です。
質の良い睡眠を取るために欠かせないメラトニンやセロトニン等、食事から改善するメカニズムやおすすめの食材、食事、摂取する時間等を紹介します。

質の良い睡眠に欠かせない成分!
睡眠ホルモン「メラトニン」とは?

メラトニンとは、脳の松果体(しょうかたい)と呼ばれる部分から分泌されるホルモンで体内時計を司るホルモンで別名”睡眠ホルモン”とも呼ばれています。

メラトニンの働きとしては、体内時計を司り、夜の睡眠時に分泌し覚醒と睡眠を切り替えて睡眠を促す作用があります。
そして朝目覚めると体内時計がリセットされ、メラトニンの分泌は一時停止されます。
そして通常であれば起床から14時間〜16時間で分泌が始まるのです。

このメラトニンの働きにより、夜に眠いと感じる事ができるのです。
つまりm質の良い睡眠を取るためには必要不可欠なホルモンなのです。

不眠に悩む多くの人がこの睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンが何らかの理由で減少してしまったり、上手く分泌されていない場合が多いのです。

このメラトニンは眠気を促すだけでなく、抗酸化作用や病気の予防や老化防止等の効果もあると言われているので、不眠に悩む方以外もこのメラトニンについて一度見直して見ることをおすすめします。

まずはメラトニンが減少してしまう原因を探ってみましょう。



メラトニンが減少する原因は?

ではどのような理由で睡眠ホルモンメラトニンは減少してしまうのでしょうか?

メラトニンが減少する原因1 加齢による分泌減少

メラトニンは、加齢により分泌量が減少すると言われています。
高齢の方が朝早くに目覚めたり、睡眠時間が短くなるのはこのためです。

メラトニンが減少する原因2 光の刺激による分泌減少

じつは夜間に光の刺激を受ける事によってもメラトニンの分泌が減少してしまう事がわかっています。
元々は太陽の光を浴びると分泌を停止するメラトニン。
夜間のスマートフォンやパソコンの使用によりメラトニンの分泌が妨げられてしまっているのです。

それでは、このメラトニンを分泌させるための食事改善方法を紹介しますね。

不眠症に効果的!メラトニンを分泌させるための食事改善方法とは?

さて、不眠症に効果的な食事の改善方法ですが、質のよい睡眠に最も必要な栄養素と言われているトリプトファンを摂取する事が一番の良い方法だと言えます。
トリプトファンは幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」と、生体リズムを整える睡眠ホルモン「メラトニン」を生成する成分です。

セロトニンについては早起きで人生が輝く! 幸せホルモンセロトニンを分泌して充実した1日を送ろうの記事でも紹介していますが、イライラした感情を抑えたり、幸せを感じることができるホルモンです。
このセロトニンが不足してしまうとうつ状態に陥ったり、神経が興奮状態が続いてしまったりと、睡眠を妨げてしまうのです。

トリプトファンは体内で「セロトニン」を生成させ、その一部が睡眠ホルモン「メラトニン」へと変化します。
つまりトリプトファンを多く含む食材を摂取することが質の良い睡眠を取るための近道だと言えるでしょう。

しかし、トリプトファンがセロトニンへと合成されるには実は時間がかかるのです。
そのため寝る前に摂取してもあまり効果がありません。
夜にセロトニンを分泌させるためには、朝食を改善する事をおすすめします。


トリプトファンは朝食で摂取しよう!

上記で述べたように、トリプトファンを摂取し、夜にメラトニンへと変化させるには朝食時に摂取するのがベストなタイミングです。

それではトリプトファンを多く含む食材はどんなものがあるのでしょう。

トリプトファンを多く含む食材

  • 牛乳
  • バナナ
  • 鶏むね肉
  • チーズ
  • 大豆製品
  • 牛肉
  • ナッツ

等。

朝食に取り入れやすい食材ばかりです。
最近寝付きが悪い、不眠症かもと悩んでいる方はまずは朝食を改善してみる事をおすすめします。

時間の無い方はバナナ一本だけでも食べるようにしましょうね。

食事改善方法以外の不眠症改善方法は?

食事改善方法以外にも、呼吸法や民間療法等も紹介しています。

ぜひ参考にしてみて下さいね。